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Beaujolais nouveau ボジョレー・ヌヴォー 2014 [お話]

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今年の葡萄は期待できそう。2014年ビンテージは良い年になると思う
明るいニュースです

ボジョレー・ヌヴォー (Beaujolais nouveau)は新酒祭。「今年も健康で酒が飲めて良かった!」と感謝して飲むお酒。
いまさらながら
ワインは古ければ良いというのは全くの間違いです。50年も経つと水になってしまうらしい。ボジョレー・ヌヴォーは葡萄から作られますが、ワインとは違う製法”マセラシオン・カルボニック”炭酸ガス浸漬法で作られます。
高速中性子はウラン235やプルトニウムの核分裂を誘起しにくいが、ウラン238に捕獲されてプルトニウム239を生成する確率が高い。この性質を利用して、消費した燃料以上のプルトニウムを生成する。高速増殖炉では、ウラン238をプルトニウムに転換させるため、ウラン資源を事実上数十倍にできるということです。同じく、酵母発酵で生成された二酸化炭素が葡萄の分解を事実上数十倍にするということです。と、発言小町に書いてありました。

マセラシオン・カルボニックは、1872年パストゥールにより、ブドウ果粒を無酸素雰囲気下に置くと果粒中で酵素によるアルコール生成(1.5~2.5%)が起こる事が発見され、1935年ナルボンヌのフランジィーにより研究が受けつがれ、現在のボージョレー地方で実際に行われるようになりました。と、Yahoo!知恵袋に書いてありました。
パストゥールといえば「近代細菌学の開祖」、ワクチンの予防接種という方法を開発した人ですね。パスツール研究所は今、大忙しだと思います。例の西アフリカの件で

以上、簡単に説明しましたが、急速発酵させた葡萄果汁を圧搾して作られたのがボジョレー・ヌヴォーで、タンニンが少なく、渋味・苦味の無い割には色の濃いフレッシュでフルーティな早飲みタイプのワイン(らしき飲み物)ができます。
ボージョレーワイン(ヌーボーじゃない方)はフランス東部ブルゴーニュ地方が生産地域で、赤ワインであればガメイ(gamay)種を使います。AOCです。

今年2014年のボジョレー・ヌヴォーは、濃いルビー色(ルビーは持っていませんが)、香りは花束(ボジョレー・ヌヴォーから香りを取ったら何も残らない)に甘い香りが微かに、何だろ?甘い果実のような香りが加わっていました。味は、フレッシュ(ボジョレー・ヌヴォーからフレッシュを取ったら何も残らない)で、少しコクといいますか、以外にもちょっと濃く、ちゃんとした葡萄の果実味があり、しかも余韻が残るくらい。

拙宅の今日の夜ごはんは、里芋のコロッケでした。外から見ると普通のコロッケなので写真はありません。ジャガイモと違って里芋のネチネチとした食感が良く、油っぽさをボジョレー・ヌヴォーのさっぱり感と見事なマリアージュ。ウスターソースより塩・コショウで。解禁の20日じゃなくて21日に飲んだのは、どんな安ワインでも買い物バックに入れて持って帰って来て、そのまま飲むより、1日おいて休ませたほうが、味が全く違う

垂直テイスティング。毎年同じドメーヌの物を飲まなきゃ比較になりません。私はサントリーが輸入しているジョルジュ デュブッフを毎年飲んでいます。ジョルジュ デュブッフは何かは長くなるので割愛
去年2013年は酷かったが。

小ネタになりますが、「ここ100年・・・」、「今世紀・・・」とはならないのですよ、上記の通りマセラシオン・カルボナーラが1935年、行き過ぎた早い者勝ち出荷と品質の低下を防ぐために11月の第3木曜日解禁になったのが1984年。ボジョレー・ヌヴォーはまだ30年の歴史しかないのですよ。そもそも高速増殖炉で作られ、ガメイ種という特定の葡萄で、ただでさえ狭いブルゴーニュ地方のボジョレー地区のワインで、その年のフランス全土の赤・白ワインの出来を云々してはいけない
ボージョレワイン委員会の品質予想(販売業者らの評価ではない)wiki先生のまる写し
2002年「色付きが良く、しっかりとしたボディ」★
2003年「並外れて素晴らしい年」★
2004年「生産者の実力が表れる年」 ↓
2005年「59年や64年、76年のように偉大な年の一つ」★★
2006年「とてもうまくいった年」 ↓
2007年「果実味が豊かでエレガント」 ↓
2008年「フルーツ、フルーツ、フルーツ」 ↓
2009年「数量は少なく、完璧な品質。桁外れに素晴らしい年」★
2010年「果実味豊かで、滑らかでバランスの取れた」★
2011年「3年連続で、偉大な品質となった」 ↓
2012年「心地よく、偉大な繊細さと複雑味のある香りを持ち合わせた」
2013年「繊細でしっかりとした骨格。美しく複雑なアロマ 」
ちなみに、ブルゴーニュの赤で傑出したと言われる年は、2002年、2003年、2005年、2009年、2010年。外れは2004年、2006~8年、2011年。2004年のワインを勧められたら怒っていいよ

今年も健康でお酒が飲めて良かった!そして来年も!μας!
(ヤマス!ギリシャ語で乾杯。マルタで教えてもらった)
ボジョレー・ヌヴォーが終わるとクリスマスですね

チャック・ノリスのボジョレー・ヌヴォー物語
フランスのブルゴーニュ・ボジョレーにチャック・ノリスというドメーヌのオーナーがいた。いや、チャック・ノリスがいるか、いないかだ。
チャック・ノリスは天候など気にしない。しかし、7月は冷涼で雨が続いた。それは天候がチャック・ノリスに恐れて流した涙だ。
チャック・ノリスの正義はそのようなことは許さない。8月は太陽に十分、仕事をさせた。
9月に入り、土壌があるもの全ての養分を吸ってくれと、太陽が通常より早く日の出をして遅く日没したいと、チャック・ノリスに懇願してきた。
チャック・ノリスの葡萄は大粒で果実味が溢れるものになった。このようのことは毎年、例外なく起こる。チャック・ノリスがルールなのだ。
収穫の時期はチャック・ノリスが決める。チャック・ノリスが葡萄を収穫するわけでは無い、葡萄がチャック・ノリスの元に集まって来る。チャック・ノリスは回し蹴りで瞬く間に葡萄畑を殲滅させた。
チャック・ノリスは酵母と会話ができる、15か国語を操るのだ。チャック・ノリスが葡萄を一掴みすると、そこからワインができる。タンクなど必要ない。余談だがチャック・ノリスはワインからタンクを作ることができる。チャック・ノリスが作るワインは軍隊1個師団に匹敵する。史上最強の軍隊だ。
チャック・ノリスのワインを評価することはできない。評価するのはチャック・ノリスの方だからだ。
今年のワインは良いできらしい、しかしチャック・ノリスには関係ない。チャック・ノリスには勝利しかないのだ。
そもそもチャック・ノリスは1年もかけてワインなど作らない。チャック・ノリスがワインを飲む、それだけだ。

※ランボーのボジョレー・ヌヴォー物語
フランスのブルゴーニュ・ボジョレーにランボーというチャック・ノリスがいた。ランボーは悩んでいた。毎晩同じ悪夢を見るのだ・・・・

くどい?止めますわ
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