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エクソダス 神と王 Exodus Gods and Kings [映画]

※ネタバレ注意!本記事は世界最強のネタバレを含んでいます
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聖書をお読みになったことがあるだろうか。私はあります。ただしエクソシストの儀式ができる本物では無く、1998年に刊行された「小説「聖書」旧約篇」。内容は聖書を小説にして読みやすくしたものです。ベストセラーになったんじゃないかな。ちなみに本物の「聖書」は世界一発行されている本としてギネス・ワールド・レコーズに登録されている。ネタバレも何も世界の人口の半分の人が知っているストーリーです。知らないという” そこのあなた " 天罰が下るよ
エクソシストといえば映画「コンスタンティン」
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悪魔祓い士ジョン・コンスタンティン、地獄の王ルシファー、人間界を悪魔界に売ろうとした天使ジブリール
キアヌが持っているのは十字架を模した回転式ライフルみたいな物で、弾が出ます(デザインに賛否両論有り)。エンドロールが始まっても席を立ってはいけません。面白いですよ、この映画2005年制作。
監督フランシス・ローレンスはレディーガガ「バッド・ロマンス」のPV 撮ったって(見てないけど)。続編を作るってWiki に書いてありましたが、2014年キアヌ・リーブス抜きでテレビドラマになりました。
さて
小説「聖書」を読みましたが、ストーリーは罪と試練と罰と生贄で、聖書の何を面白いと思えと。第1部の創世記で投げ出したので、出エジプト記まで辿り着いていません。本作は旧約聖書の出エジプト記をもとにして、モーゼに率いられたヘブライ人がエジプトを脱出する過程を描写した作品である。
コーランの次は聖書ですか、、、正直めんどうである。
ストーリーは、エジプト王セティ1世の治世の元、エジプトは栄華を貪っていた。紀元前13世紀。この時代ピラミッドは作っていない
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セティ1世の子、ラムセスとモーセ(ブルース・ウェイン/バットマンのクリスチャン・ベール)。モーセは拾われた子だが、兄弟のように育てられた
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エジプトの繁栄はヘブライ人奴隷によるもの。ピラミッドを作っていたりするが、それは歴史誤認的な演出だな
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アブ・シンベル大神殿を作ったのもラムセス。戦いに出ては勝って帰って来るから、記念碑だらけ。しかし、それらは奴隷によるもの
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対立するラムセスとモーセ。そもそもモーセは民を引き連れるリーダーとなることを予言されていた。
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モーセとモーセの家族を殺すため、さらに奴隷を締め付けるラムセス
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心配するシガニィー・ウィーバー。セティ1世の妻トゥーヤ、ラムセスの母
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遂に神の怒りが
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ナイル川は赤く染まり、田畑を覆う。魚が死に、川から逃れた蛙がエジプト市内に溢れ、大量の蠅、蚋が発生し疫病も流行る
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イナゴの大群が全ての植物を食いつくす。いわゆる十の災い。でしょう?いつも神は罰しか下さない
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最後には、神の怒りでラムセスの息子を含めてすべてのエジプトの長子が死んでいった。ラムセスはここに至ってヘブライ人たちがエジプトから出ることを認めた。
天啓を授かるモーセ。ある日燃える柴の中から神は、みずからを「わたしはある者」と名乗った
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モーセはたった1人で40万人のヘブライ人を「約束の地」へ導く。
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(ちょっとイメージが違いますね)
行く手を阻む海。モーセが剣を海に投げ入れると、海の水が引き始める
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後を追って紅海を渡ろうとしたラムセスの軍勢は海に沈んだ
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シナイ山にたどり着いたモーセは天啓の元、十戒を石板に彫り込む
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しかし、旅は終わったわけでは無い。モーセは石版の破片を入れた『契約の箱』を先頭にシナイ山を出発し、約束の国を目指してカナンを進んだ。ヘブライの民を導くモーセの旅はまだ40年続くのであった

なぜ、こんなにすらすらとストーリーが書けるかというと、全部聖書に書いてあるから。とういわけでストーリーが分かってしまっているし、しかも150分と長い。お子様には退屈である。同じく宗教物 Noah 邦題「ノア 約束の舟」も長くて退屈だった。余談が長くなりますが、映画「グラディエイター」の主役ラッセル・クロウは Noah 役で、同じく本作監督リドリー・スコット。何の神の巡り会わせだろう、いいやただの商売だ。同じくSF「プロメテウス」もリドリーが監督で、美術、視覚、撮影は凄いと思いましたが、作品としては風呂敷広げ過ぎて退屈だった。もう退屈名人リドリー・スコット。ヒッタイト帝国との2頭立て戦車での戦闘シーンや、神殿を含む巨大な建造物は、さすが現代のCG技術。特にラムセスの戦車軍が海に飲み込まれるクライマックスのシーンは圧巻で、何故だろう?荒波に飲み込まれるシチュエーションって、見ている方も思わず息を止める、溺れ無いように、そして絶望感。つい観ている側も「逃げなきゃ」と座席に力が入る。
しかし、長い。途中でダレる。この際、シガニー・ウィーバーにフォークリフト(power loader)でも運転させれば良かったのに。
『契約の箱』とは、モーセの十戒の書かれた石板を納めた「聖櫃」のことであり、ユダヤの秘宝。製作年が前後しますが、レイダース/失われたアーク「聖櫃」 Raiders of the Lost Ark が後日談となります。DVDか何かをお借りになって合わせてどうぞ(観るわけないか)

映画の評論を書くといっておいて、人の言葉を借りるのは禁じ手だが「リドリー・スコットは2000年に公開されてアカデミー賞を受賞した『グラディエーター』でローマの叙事詩を見事によみがえらせた。このエジプトの物語は『グラディエーター』と同じ水準であるとは言い難い。」まさに、その通り

※訃報
『スタートレック』のMr.スポックなど演じたレナード・ニモイ氏が27日肺疾患で死去、83歳。
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2013年スター・トレック イントゥ・ダークネスにも出演していました。
ヴァルカン人は他人に手をあげない非暴力主義者。片手の中指と薬指の間を開けるバルカン式挨拶は「長寿と繁栄」への願いを意味するそうだ。
「船長、それは非論理的です・・・」どうぞ、安らかに



※おまけ
「EXODUS」というヘビメタらしきバンドがあるようです
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ダサさ丸出し

※おまけのまけ
alien queen. vs power loader(エイリアン2より)
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『エイリアン』Alien 監督リドリー・スコット
『エイリアン2』Aliesns 監督ジェームス・キャメロン。作品「タイタニック」「アバター」
『エイリアン3』Alien³ 監督ディビット・フィンチャー。作品「セブン」「ゴーン・ガール

※さらに
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カナダでは、亡くなった「ミスター・スポック」ことレナード・ニモイさんをお札の落書きで追悼する人たちが続出。中央銀は「違法ではない」と
続出(笑)、、、ちなみにレナード・ニモイ氏はアメリカ人ボストン出身
<法律豆知識>
硬貨は、損傷したり鋳つぶすと、貨幣損傷等取締法という法律によって罰せられます。紙幣について”落書き”を取り締まる法律は無い。ただし、券売機・ATM などで認識されない場合も
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