GRAVITY [映画]
凄い映画でした。
オスカーで監督賞、作曲賞、音響編集賞、録音賞、撮影賞、視覚効果賞、編集賞の7部門受賞。その通りの映画です。サンドラ・ブロックに主演女優賞をあげてもいいと思う。
まるで自分が主人公になったように、シャトルのロボットアームの先端で振り回され、宇宙に放り出され、パニックになり、深淵の闇を彷徨い、人の死を目の当たりにし、死を覚悟し、生きることに執着し、凍え、焼かれ、地球に戻る。地面に戻ってきた、息ができる、でも立ち上がれない。ああ、これがGravity 重力なんだな。
よくしゃべるジョージ・クルーニーがうざいけど、ソユーズ宇宙船の帰還モジュールの窓を外からノックして乗り込むシーンは、宇宙での絶望的な孤独感を表現する上で上手い演出だと思いました。本当の大気圏再突入帰還モジュールのハッチに窓は無いけどね。1点だけ。「終わったら、みんなに1杯おごるよ・・」、アメリカ映画に必ず出ますね。その時点で、この人、死ぬんだな、いわゆる死亡フラグが立ってしまうんだけど。閉所、闇、無感覚、呼吸・・いずれも”恐怖症”と付くくらい、誰でも恐怖を思うでしょう。この映画はそれら全てを盛り込んだスリラー映画・・・・いや、こんなスリラーとかアクションとか陳腐な表現には収まらないスケールのデカさが、この映画にはありました。宇宙が舞台だけに。
もう一度、映画館で見たい。でも今日が最終日なんです。
4月から映画鑑賞(鑑賞とは変だ)料金は上がるんだろうな。
2014年の公開予定の大作は
Captain America 2
The Amazing Spider-Man 2
300 Rise of Empire
Dawn of the Planet of the Apes
Transcendence トランセンデンス ジョニー・デップと人工知能
Noah ノア ラッセル・クロウ、エマ・ワトソン ご存知、箱舟の話
Guardians of the Galaxy ”二足歩行するアライグマ型の知的生命体?”萌えるじゃないか
GODZILLA ←大丈夫か?
Jupiter Ascending ジュピター ウォシャウスキー兄弟が姉弟になっていた(マトリックスの監督)
Interstellar インターステラー SF農業映画?
The Monuments Men ミケランジェロ・プロジェクト ジョージ・クルーニー ナチ略奪美術品を救え
Mad Max: Fury Road マッド・マックス・フューリー・ロード 脚本・監督ジョージ・ミラー
SFとアクションだけで恐縮です。心に刺さるものは見たくないのです。
The Mortal Instruments:City of Bones という悪魔とシャドウハンターとドラキュラと狼男と学園ドラマという無茶な設定の映画をつまらないと貶しましたが、シャドウハンターという邦題で公開されるみたいです。後悔させられるよ。
試写会か知らないけど、「すごく感動しました・・」、「最初から涙が止まりません・・」と感想を言わせるコマーシャルをする映画は、大概つまらない。たぶん、プロモーターも苦肉の策なんだろう。同情する。
3D用のめがねを買わされますが、違う映画館のでも十分3D堪能できましたよ。グラビティでもスペースデブリがひゅんひゅん飛んでくる。音はしない。宇宙だから。
ゼロ・グラビティなんて邦題付けちゃうと、コレが検索されるじゃないですか。
2014-03-13 21:29
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