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Hallstatt ハルシュタット駅 [オーストリア]

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ハルシュタット駅に着きました。ホームしかありません。ホームから湖に向かう小道が。
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対岸の村、ハルシュタットは船で渡ります。
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舟券 2.1€


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ハルシュタット(Hallstatt)は、オーストリア中部オーバー・エースターライヒ州に属する小規模な 基礎自治体 ( ゲマインデ ) 。ザルツブルク市にほど近く、オーストリア・アルプスの麓の湖水地帯ザルツカンマーグート地域の最奥に位置する景勝地である。
ダッハシュタイン山塊の山麓に位置し、ハルシュタット湖の湖畔に家々が並び立つ景観は、オーストリアの代表的な風景として一帯は、「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」として、1997年にユネスコ世界遺産に登録された。wiki より

歴史の話を。切ない話です。ハルシュタットには古代ローマ以前にまで遡る岩塩坑があるそうです。ここハルシュタットではありませんが、岩塩坑は第二次世界大戦の終わりごろになると、ナチスが連合国からの爆撃を避けるため美術品を隠す場所に使われました。そこはザルツブルグ近郊、アルトアウスゼーの岩塩鉱山だそうです。戦争の終結の時を迎え、ナチス軍は坑道を爆破してこれら人類の至宝を破壊しようとしました。しかし、アルトアウゼーの工夫達がその企てを阻んだのです。レジスタンス活動中の1945年5月、工夫達は自分たち自身と共に、塩鉱の将来を守るために、4つの500キロ航空機爆弾を坑内から秘密裏に運び出し信管を外したのです。その数日後、アメリカ軍がここに進軍し、何十億ドルもの価値がある美術品を無事に保護したのです。
ナチスが侵攻した国々で、数々の名画を奪った理由は、かつて画家を目指していたヒトラーが、世界最高の美術館を建てようとした野望で、それによって命令を受けたナチスの幹部たちが、組織だって芸術品の略奪にあたっていた。一方で、印象派の作品などは、ヒトラーの好みではなく、ナチスの精神に反する、退廃した芸術だと見なされて、没収し、売却というような扱いを受けていました。狂人ヒトラーの気まぐれで翻弄された美術品。
対する連合国軍は、美術品の略奪を見逃しません。特別部隊を編成、これら美術品の奪還を目指しました。
その実在した特別部隊の活躍を描いた映画The Monuments Men(ミケランジェロ・プロジェクト)監督・主演ジョージ・クルーニーが2014年に公開されます。
ちなみに、アメリカを先導に44カ国以上が参加した国際会議が開かれて、本来の所有者や遺族に返還することを目指す、『ワシントン原則』が1998年に採択されました。
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