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The Secret Life of Walter Mitty [映画]

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邦題「LIFE!」
ベン・スッティラー主演・監督によるロマンティック・コメディ・アドベンチャー。この2行でイヤな予感が。
『LIFE』はご存知の通り、アメリカで発行されていた雑誌です。wiki から引用させてもらうと、文章記事よりも写真を中心に報道・言論を構成しようとし、カメラマンをスタッフという専属的な所属とし、撮影から記事・レイアウト等の編集のスタイルを一貫させ、「フォト・エッセイ」と称した。あのロバート・キャパもライフ誌の写真を撮ったことも。

ウォルター・ミティーは『LIFE』編集部のネガフィルム管理部門で真面目に働きながらも、地味で平凡な人生を送る冴えない男、空想がちな男でもある(The Secret Life という原題もここから来ているのではないかな。1947年制作同名映画のリメイク。設定は似ているけどエンディングが異なる)。ある日、ミティーが出社すると突然『LIFE』の廃刊を言い渡される。最後の表紙を飾るのは写真家ショーン(ショーン・ペン。渋くなった)の写真なのだが見当たらない。ミティーは社を飛び出し、ショーンを探す冒険の旅に出る。

まあ、こんな感じのストーリー。スーツケースを持ったサラリーマンが冒険する話だけど、何か大活躍するわけではない。ついつい、そんなところに期待させてしまうが、劇中ではそんなエピソードが小さなカットで入っているだけで、期待値との乖離が大きい。それをやり過ぎると、多民族・文化をバカにすることになると言うことでしょうが。。
それほど面白くはなかった。体調のせいかな。体調で映画の評価が変わるのはいかがなものかと思いますが。
あと違和感があったのは、吹き替えのナイナイ岡村隆史の関西弁ちゃうかな。あれはないんと思うんよ。

ついでにネタバレしておくと、ショーンはミティーの仕事に敬意のつもりで、ミティーの実家に財布を渡すようにと預けておいた(財布に敬意云々と刻印してあったけど忘れた)。ミティーはパキスタンの山中でゴーストキャット雪豹を撮るショーンを見つける(見つけられる)。ネガフィルムは財布に入っていると。捨てたと思っていた財布はミティーの母が大事に持っていた。発行された最終刊の表紙には、ミティーの姿と
FINAL ISSUE
Dedicated to the people who made it.
と記してあった。
バックパッカーが亡くなった父の夢であったり、母(シャーリー・マクレーン。こんなところで見られとは)の愛があったり、恋するシングルマザーの後押しがあったり、伏線が張り巡らされてありますが、『LIFE』誌自体のバックボーン
「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」
を知らないと面白くないんじゃないかな。そういう私も『LIFE』誌の名前だけしか知りません。
『LIFE』誌は2007年に休刊になっています。
さあ、ミティー、次は職探しだ。

正直に言ってしまうと、予告編見ておけば十分です。何か感動的な映画に思えるのはJose GonzalezのStep Outという曲の力だと思う。


何か文章にキレが無いなぁ。


David Bowieの曲も入っています。買いですよ。
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