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UK Gloucestershire Warwickshire Railway ボランティア Santa Specials [お話]

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とうにイギリスから戻っているのに、どうしても書きたかったので書いています。

今日は月命日。
震災で行方不明になっている方が2800人余りいらっしゃるそうです。今なおボランティアの方々が捜索を続けています。復興と口では言えても、身内が行方不明のままでは震災自体が終わっていない。そういう思いで、ボランティアの方々は凍える中、捜索を続けていらっしゃいます。
震災で救急・救助に入った方々と同じことはできませんが、がれきの撤去やあと片づけは私もできたかもしれません。人手も足りなかったと思います。しかし、ごめんなさい、私には無理です。大事な人を無くしたり、住まいを無くしたり、職場を無くしたり、そういった方々を見ることが辛い、耐えられない。何と声をかけたらいいのだろう。「がんばってください」?、私なんかに言われなくても精一杯がんばっているのに。まして「ありがとう」なんて言われた時には、返す言葉が見つかりません。私の心が弱すぎるのです。東北の人たち、ごめんなさい。

このGloucestershire Warwickshire Railwayはボランティアで運営されています。軌道の敷設、懸架、駅舎の建設、運営などの資金は寄付から。実際の軌道の敷設、懸架、駅舎の建設、運営はボランティアによるものだそうです。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、もちろん子供たちまでみんな笑顔。ちなみにイギリスでも写真を撮るときは「チーズ」と言っています。はるか10,000㎞向こうから遊びに来た見ず知らずにも笑顔を向けてくれる。
レンガを積み、敷石を運ぶ。報酬は、お金には代えられない”笑顔”。その子供たちの笑顔が社会をより良い方向に変えていくのだと信じています。子供に笑顔が無い国は滅びます。
生活のためだけに働く人生はさみしい。大変勝手な思いです。人が笑顔になれる活動に参加したい。表に出られない裏方の仕事でもいっこうに構わない。
イギリスの田舎をガタゴトと小さなSLが走る小気味よい揺れの中、ミルクティーを飲みながら、そう思いました。
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駅員の人たち

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油まみれで列車を連結

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歌で出迎え

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サンタクロースいらっしゃいました。1対1の面会です。ふざけていません、素直にうれしいです。
「うれしいです、光栄です、、、」これ以上の英語が浮かびません。

「ここに本物のサンタクロースがいるんですね?
・・・・いや違います、サンタクロースは一人しかいませんよね。
私は、まだサンタクロースを信じています。
・・・・いや違います。サンタクロースは実在します。」
私は何を言ってるんだろう。もうボロボロです。サンタクロースとの面会を想定していませんでした。

Santa Specialsなので料金(お金のことはどうでもいいです)に、プレゼントが含まれていておもちゃがもらえます。でも、さすがに受け取れません。「他の良い子にあげてください。」
サンタクロースとの別れ際に
「日本の良い子たちにプレゼント届けてくださいね。」とお願いしておきました。「もちろん、ホゥホゥホゥ」
さて、日本の良い子たち、プレゼントを受け取ったでしょうか。

あー何だろう、この幸せな感じは。
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